かぎなど

「かぎなど」第1話がより面白くなるネタを解説(感想) クライマックスとAngel Beats!への伏線

ふくぞら

こんにちは、鍵っ子歴20年以上のふくぞらです。「MOON.」から「ヘブンバーンズレッド」までの作品をプレイ済みです。

この記事では、

  • 過去にkey作品をやったけど内容を覚えてなくて、かぎなどのネタが分からなかった人
  • 一時停止しないと気づかないような細かいネタを知りたい人
  • ネタを知って、もっとかぎなどを楽しみたい人

という方のために、「かぎなど」について全力で解説します。

この記事では、各作品のネタバレがありますのでその点ご注意下さい。

ただ、各作品に興味を持ってもらうのがこのアニメの趣旨だと思うので、根本的なネタバレは抑えています。この1話に関してはネタバレが過ぎるので、一部解説を隠しています。

では見て行きましょう!

オープニング(planetarian)

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用

かぎなどは、CLANNADの岡崎汐が、各key作品(KanonからRewrite迄)の奇跡を見れるプラネタリウムにやってきて、ロボットである「ほしのゆめみ」がその物語を解説するお話。

ほしのゆめみはplanetarian作品に登場する、プラネタリウムの解説員。

「私立かぎなど学園」の真ん中に立って鍵を持っている黄金のカエルは、Kanonの水瀬名雪が寝る時に抱いているカエルのぬいぐるみ。名前は「けろぴー」。

通常けろぴーは緑色で鍵を持っていないが、key=鍵で、鍵を持っていると思われる。よくkey公式ページでも見かける。

本編 クライマックスなど

Rewriteのクライマックス!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用

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Rewriteのエピローグ場面。地球を救い能力を使い過ぎた影響で500メートルの樹木の魔物となった天王寺瑚太郎が、偶然再会した5人の僅かな命(アウロラ)を使って月に行くシーン。

辛く長い経験をした瑚太郎が5人とまた出会い、新たな展開を想像させシーンであり、瑚太郎が篝に会いに行くシーンでもあり、将来地球が滅びても別の星に移動可能であることを示唆するシーンでもある。つまりいきなりメチャクチャ クライマックス。

ゲーム原作と、Rewrite・かぎなどのアニメでは並んでいる順番が違う。

  • ゲーム:ちはや、朱音、小鳥、静流、ルチア
  • アニメ:静流、ルチア、小鳥、朱音、ちはや

またゲーム版では瑚太郎はタキシードを着ておらず、私服っぽい服装

というかここの瑚太郎が学生姿に戻る演出とか、原作そのままwいいのかこんな場面をいきなり使ってw

リトルバスターズ!のクライマックス!

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リトルバスターズメンバーが修学旅行中にバス事故にあい、その死の淵の間際、理樹と鈴以外のリトルバスターズメンバーが虚構世界を作り出した(作りだせた理由は本人も分からない)。作り出した目的は理樹と鈴を精神的に強くし、二人だけでバスから逃げ出す精神力を養うため。虚構世界で数々の経験をし理樹と鈴が強くなり、世界を保つ必要がなくなった恭介、真人、謙吾が、理樹に最後の別れの言葉を残し消えるシーン。

かぎなどで鈴が「理樹とイチャイチャできんのじゃ!」と言っているが原作にそんなセリフはない 笑。鈴の心が強くなり過ぎた場合、ということだろうか。

かぎなどでは恭介、真人、謙吾の3人が、

俺のほうが、ずっとずっと理樹のことが好きなんだよ!!

と言っているが、原作は恭介1人

俺のほうが、ずっとずっとおまえたちのことが好きなんだよ!!

と言っている。

本来は「おまえたち」言っているので、理樹と鈴リトルバスターズメンバーのことを指しているが、かぎなどでは理樹オンリーになっている 笑

理樹が「うぐぅ」と言っているが、中の人(声優の堀江由衣さん)が「直枝理樹」と「月宮あゆ」で同じだから。焦って「うぐぅ」と言ってしまったというメタネタ。

理樹が「僕のために争わないで~!」といっているのは、理樹が男からも女からも好かれているし、男の娘っぽいから。理樹が女装するシーンもある。

CLANNADのクライマックス(中盤)!

渚が演劇の発表(創立者祭)前日の夜に、秋生と早苗が自分を育てるために夢を諦めていた(秋生は役者、早苗は教師を諦めた)ことを知り、演劇をする直前自分一人だけが夢を叶えること(幻想物語の演劇)ができなくなってしまうシーン。このシーンは渚シナリオ(中盤)のクライマックスであり、CLANNADのクライマックスのシーンではない。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用

観客席に、藤林杏、藤林椋、一ノ瀬ことみがいる。手前にいるのはアホ毛的に宮沢有紀寧かもしれない。

かぎなどで渚が歌っていた曲は、「だんご3兄弟」という有名な現実の曲。(本来は演劇の最後に「だんご大家族」を歌う)

「だんご3兄弟」とは1999/3に発売された童謡で、250万枚以上も売れた大ヒット曲。

CLANNADが発売されたのが2004/4であったことから、当時プレイヤーは「だんご大家族」と聞いて、すぐ連想したのがこの「だんご3兄弟」の曲であった。

AIRのクライマックス!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用
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1000年前に呪いを受けた翼人である神奈備命の輪廻転生の対象者に観鈴がなり、国崎往人と神尾晴子の頑張りにより観鈴を支え、人の器には膨大過ぎる翼人の記憶の継承と、1000年前に受けた呪いに観鈴が打ち勝ち、幸せな記憶(往人と晴子との生活)と共に、観鈴が人生のゴールに辿り着くシーン。

本来このシーンの観鈴は、パジャマで短髪だが「かぎなど」では普段通りの制服で髪が長い。

観鈴の声優は川上とも子さんであったが、2011年6月9日に病気で亡くなっている。そのため、キャスト変更のオーディションを開催し、ゲーム版AIR開発スタッフも交えた検討の結果、真田アサミさんに変更となった

私は川上とも子さんの声が大大大好きですが、真田アサミさんの声も違和感ないですね^^

原作に観鈴が足が速いというシーンはないはず。観鈴ちんが元気過ぎる!というネタだと思う。

KANONのクライマックス!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用
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本編より7年前にあゆと祐一が遊んでいた際、あゆが木から落ちあゆは入院。祐一は辛すぎる経験から事故の記憶を閉ざす。7年後、入院中のあゆが奇跡の力で実態のある人(幽体離脱)みたいな存在として祐一と再会し恋人になる。その後、入院中であることをあゆ自身が気づき、祐一に「ボクのこと…忘れてください」と言うシーン。よく見ると、あゆと祐一の間に事故によって切られた木がある。

あゆの「学食に沢山落ちてたから」というのは、たい焼き屋さんのたい焼きを盗んだときのオマージュ。

祐一の「ところでさっき野球やってなかった?」というセリフは、理樹とあゆの声優が同じ堀江由衣さんというネタであり、祐一の声優である杉田さんらしいメタ発言。

篝とAngel Beats!への分からな過ぎる伏線

月で篝が飲んでいるのは、keyコーヒー。Angel Beats! 以降のアニメで何らかの形で必ず登場する(Rewrite、Angel Beats!、シャーロット、神様になった日)

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用

読んでいる漫画は、Kanonの沢渡真琴と祐一が読んでいた漫画。「恋はいつだって唐突だ。」から始まり、「結婚しよう」という流れで終わる漫画。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』1話より引用

また食べているポテトは『Angel Beats!』のSPECIAL EPISODE 「Stairway to Heaven」 で大山が食べているポテトと同じ。かぎなどの坂本監督曰く、ここのポテトから最終話のAagel Beats!ネタの伏線になっていたのだとか

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ゲーム原作では月に辿り付いた瑚太郎と5人は、月に生えた芽(篝)と会うというシーンになる。
Rewriteアニメでは月に辿り着いた瑚太郎と5人は、篝自身と会い、瑚太郎と篝が再開を果たしキスするシーンとなる。

またそもそも原作やRewriteアニメでは、5人は瑚太郎のことを知らないか、もしくは気づいていない。なので、かぎなどで「瑚太郎~!」と叫ぶシーンはファンにとっては嬉しい展開。

以上、「かぎなど」第1話がより面白くなるネタを解説(感想)、でした!

いろいろ調べて記事にしましたが、もし間違いなどあればコメント下さい!

ここまで読んでくれてありがとうございました!

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