かぎなど

「かぎなど」第11話がより面白くなるネタを解説(感想) 観鈴は神奈を知っていた?感動の出会い

ふくぞら

こんにちは、鍵っ子歴20年以上のふくぞらです。「MOON.」から「ヘブンバーンズレッド」までの作品をプレイ済みです。

この記事では、

  • 過去にkey作品をやったけど内容を覚えてなくて、かぎなどのネタが分からなかった人
  • 一時停止しないと気づかないような細かいネタを知りたい人
  • ネタを知って、もっとかぎなどを楽しみたい人

という方のために、「かぎなど」について全力で解説します。

この記事では、各作品のネタバレがありますのでその点ご注意下さい。

ただ、各作品に興味を持ってもらうのがこのアニメの趣旨だと思うので、根本的なネタバレは抑えています。

では見て行きましょう!

オープニング

ナレーションはAIRの八百比丘尼(やおびくに)。神奈備命の母親。

  • 神奈備命
  • 柳也
  • 裏葉

3人が家族のように、かぎなど学園祭をまわっている。AIR原作でも神奈は、祭りをとても楽しんでいたシーンがある。神奈の楽しそうな笑顔と、柳也・裏葉が子を見守るような姿は、本物の家族のようで心から「良かったな…」と思う。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

オープニングの最初の1枚目。画面中央の黄色い耳のキャラクターは、10話にも登場した「うーさー」。「うーさーのその日暮らし」の主人公が後ろ姿で立っている。人より少し大きいのでおそらく「着ぐるみうーさーさま」(“うーさー”を模した着ぐるみ)。それって何?という方は公式サイトを参照下さい。つまりkey作品のネタではない 笑

かぎなど学園祭には

  • けろぴー:Kanon
  • 翼:AIRとKanon(月宮あゆのバック)
  • ポテト:AIR
  • カラス:AIR
  • だんご大家族:CLANNAD
  • ヒトデ:CLANNAD
  • ボタン:CLANNAD

などの様々な絵や催し物が豊富に使われている。

かぎなど案内所の受付に、CLANNADの岡崎朋也の父方の祖母にあたる岡崎史乃がいる。その右隣には、リトルバスターズの神北小毬の祖父にあたる神北小次郎がいる。(史乃に夫がいるのかと誤解したわ^^;)

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

次のカットでは、「きぃかふぇ」という看板を持ったNPCがいる。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

次のカットの執事喫茶で、相沢祐一が鳳咲夜の普段着である執事服を着ている。相沢はKanon原作で舞との舞踏会の為、タキシードを着たことがあるが、かぎなどの執事服とはデザインは異なる。

執事喫茶の壁に、「ドリンク:500円、フード:600円」と書かれている。右端壁に「鈴と小毬の人形~」と書かれたポスターが貼られている。原作で鈴と小毬が作った人形で、鈴が子供たちの前で人形劇をするという話がある。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

西園美魚のポスターや黒板に

NYPは存在する!?

N:なんだか
Y:よくわからない
P:パワー

と書かれている。書いてある通りNYPとは「なんだかよくわからないパワー」のことで、
リトルバスターズ原作で、キャラ同士のバトルゲームがあり、美魚ルートをクリアすると、美魚がNYPを使えるようになる。

黒板の前でメガネをかけて説明している人物は、「マッド鈴木」科学部のマッドサイエンティスト。美魚はNYPをマッド鈴木が作った武器で変換することで、強力な攻撃を繰り出し、急に強キャラとなる 笑

八百比丘尼:若人達の宴の中に、翼を広げて飛び込む姿にことほぎを
      どうか、この幸せな記憶が最後ではないことを

ことほぎとは、「祝いの言葉を述べること。言葉によって祝福すること。」という意味。神奈の幸せを願い、かぎなど2期を予感させるセリフだと思う。

本編

海産同盟復活!

風子:風子は一人ここでで朽ち果てるのでしょうか

CLANNAD原作には多分そんなセリフはない。けど教室で一人佇んでいるのは、なんとも風子らしい。何となく原作の公子さん結婚式の前日夜、風子の早いお誕生会を思い出してしまうのは私だけだろうか(パーティーの帽子を被ってるシーン)

黒板にはヒトデ祭と書いてある。

癒やされ喫茶と射的屋

春原陽平と、天王寺瑚太朗が観客として見ている。かぎなど本編でも、何かと痛い目にあっているし心を癒やしに来たのだろう 笑

癒され喫茶で食事しているのは

  • 神北小毬:リトルバスターズ!
  • 倉田佐祐理:Kanon
  • 宮沢有紀寧:CLANNAD
  • 遠野美凪:AIR
  • みちる:AIR

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

佐祐理:あははー、遠慮なく召し上がって下さいね

倉田佐祐理の声優が川上とも子さんから、真田アサミさんに変更されている。新たに佐祐理さんの声を聞けると思うだけで、ファンにとっては本当に嬉しい限り…。ファン目線でも、声に違和感はないと思う。

セリフをよく聴くと、みちるに佐祐理さんだけでなく小毬からもケーキを上げている

また、みちるだけオレンジ色のジュース(画面右下)で、他の4人はコーヒーのようだ。

美凪:うふふ、よかったねみちる

美凪はみちるが楽しそうにしているのを見るのが好き。

みちる:コーヒー苦い
有紀寧:なら、おまじないを

有紀寧と言ったら、おまじないシーンが一番の人気。みちるがCLANNAD原作通り、3回何かを唱えているが、何と唱えているかよく聞き取れない…

CLANNAD原作では、『スピードノキアヌリーブスノゴトク』など唱えるが、CLANNADアニメでは『リタフニコウソクイイタ』と唱える。逆から読むと『体育倉庫に二人(タイイクソウコニフタリ)』となる 笑

神奈備命:空気が心地よいの
裏葉:癒し系の方々勢揃いですから

確かに各作品の一番の癒し系は、このキャラ達かもしれない。(みちるはちょっと違う気がするが)

廊下のポスターに射的の景品として

大当り
スクレボ全巻
・大アリクイのぬいぐるみ

と書いてある。スクレボとはリトルバスターズ!の棗恭介と、朱鷺戸沙耶の愛読書である「学園革命スクレボ」のこと。大アリクイのぬいぐるみとはKanonの、相沢祐一と佐祐理さんからの、川澄舞への誕生日プレゼント。

朱鷺戸沙耶:だって実弾を使った方がリアルで楽しめるじゃない
子供だましの模擬店なんか出したらプロとして恥ずかしいし
あーはっはっはっはっはっはっ!!笑いなさいよ
プロ意識をこじらせたスパイの末路を寄ってたかって笑うがいいわ!

前話の冒頭で沙耶が実弾で射的をしていたので、風紀委員(二木佳奈多)に咎められているのだろう。沙耶は原作から元々こんなキャラだし、長文のセリフが多いw

因みに沙耶シナリオはkeyシナリオの中でも、ギャグ特化しているので、だーまえのギャグが好きならメチャクチャ楽しめると思います。

生徒会長 立候補同士の争い!ミドウ VS 智代!?

ミドウ:テンマとテンジンが彼女と学園祭を楽しんでるのが、悔しいわけじゃないぜ。学校が燃えたらまずいから、フォゴの代わりにこいつを連れて来たんだぜ

テンマとテンジンに彼女がいたのかは、不明…。少なくとも「Rewrite Harvest festa!」の静流ルート(乙杯ルートの世界)で登場する、礼儀正しく・乙杯が大好き設定のミドウ、テンマ、テンジンの3人なのだろう 笑

ミドウは「Rewrite」では敵キャラとして、溶岩の魔物であるフォゴを連れて、体育館を燃やしている。が、「Rewrite Harvest festa!」では学校の生徒会長になっているので、学校を燃やす気など毛頭ないのだろう 笑

地竜とはRewriteに登場する、ガイヤ側の1番か2番目に強い魔物のこと。ティラノサウルスのような見た目をしている。真面目に解説すると、フォゴよりも強力な、地竜をミドウ一人で扱うことなんてできないので、地竜はファンサービスとして登場したのだろう。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

クマの着ぐるみを着ているのは、坂上智代。智代は「CLANNAD」と「智代アフター 〜It’s a Wonderful Life〜」両方でクマの着ぐるみを着ているが、かぎなどでは「智代アフター 〜It’s a Wonderful Life〜」のデザインのものを着ている。智代アフターの方がしっかりとCGもあり、印象的だからだろう。

観鈴:わたし大恐竜ミスズゴン!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

だんご大家族 VS 大恐竜ミスズゴン

という演劇?で、国崎往人が木の役。

原作で国崎が木の役をやったことはないが、木の役といえば「MOON.」の天沢郁未が子供の頃の回想でやっていたことがある。そのエピソードが個人的に無茶苦茶心に深く突き刺さり好きですね。

渚:レインボーレインボー

地竜も「Rewrite」ならとてつもなく危ない存在だが、「Rewrite Harvest festa!」の設定だろうから、渚も危険はないだろう 笑

智代がミドウと戦っているが、よく考えると生徒会長立候補同士の戦いだった。智代はCLANNAD原作でも、生徒会長になろうと奮闘しており、アピールするのも致し方ない。

1000年を掛ける神奈と観鈴の出会い!?

お ま た せ !

お待ちかねの、神奈備命と神尾観鈴の出会うシーン。かぎなど11話の一番の見どころ、

いやむしろ、かぎなど全話で一番の見所が、この神奈備命と神尾観鈴の出会うシーンではないだろうか。

神奈:おぬしその装束はなんというか、当世風に言えば、イカすのう!

当世風(とうせいふう)とは、「その時代に流行の風俗・風習や考え方であること。」
要は今風という意味。

観鈴:にはは、ありがとう。あなたの翼こそ綺麗でかっこいいよね

神奈:照れるではないか

観鈴:がおー。大恐竜ミスズゴーン

神奈:うふふ、がおー

観鈴:がおー

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』11話より引用

柳也:そんな顔をするな裏葉
裏葉:柳也様こそ

ここを解説するのは、あまりにも野暮というもの。なぜ、かぎなどで一番の見どころなのか、是非ともAIR原作をプレイして欲しい。

それに観鈴の声優であった、川上とも子さんの意思を引き継いで、真田アサミさんが演じてくれた奇跡や、スタッフの情熱に感謝したい。

一つ気になる点として、「あなたの翼こそ綺麗でかっこいい“ね”」ではなく、「あなたの翼こそ綺麗でかっこいい“よね”」と言っている。つまり観鈴は神奈のことを知っている風な口調であり、もし観鈴は知っていて話してるんだと想像すると、より心を打たれます

エンドカードイラストの神尾観鈴は、「蜜桃まむ」さんの絵。

AIR原作で観鈴が初登場したときのCGでも、観鈴が両手を広げている(翼は生えていない)。国崎にとっては、この絵のように翼が生えているように見えたのだろうか。とても観鈴らしい綺麗な絵ですね^^

以上、「かぎなど」第11話がより面白くなるネタを解説(感想)、でした。

ここまで読んでくれてありがとうございました^^

AIRは2000年に発売された昔のゲームなので絵柄が今風ではないですが、プレイしていけば慣れるので今でも感動できると思います。

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