かぎなど

「かぎなど」第7話がより面白くなるネタを解説(感想) 6人のデッドボール姉兄弟たちw

ふくぞら

こんにちは、鍵っ子歴20年以上のふくぞらです。「MOON.」から「ヘブンバーンズレッド」までの作品をプレイ済みです。

この記事では、

  • 過去にkey作品をやったけど内容を覚えてなくて、かぎなどのネタが分からなかった人
  • 一時停止しないと気づかないような細かいネタを知りたい人
  • ネタを知って、もっとかぎなどを楽しみたい人

という方のために、「かぎなど」について全力で解説します。

この記事では、各作品のネタバレがありますのでその点ご注意下さい。

ただ、各作品に興味を持ってもらうのがこのアニメの趣旨だと思うので、根本的なネタバレは抑えています。

では見て行きましょう!

オープニング

ナレーションは前話に引き続きCLANNADの伊吹公子。

オープニングは解説することがないので、keyの野球について解説します。

keyと言ったら野球回がほぼ必ずあると言っても過言ではありません。なぜ野球なのかというと、シナリオライターである麻枝准さんが好きだからとされています。特に横浜DeNAベイスターズファンなのだそうです。因みに麻枝さんが原作・脚本・劇伴を務めたアニメCharlotteのキャラクター名が、横浜DeNAベイスターズ関係者から一部引用したものだったりします。

実際に野球は、CLANNAD以降の作品に大体登場します。CLANNADでは複雑な選択肢を選ぶと辿り着ける草野球編(おまけシナリオ)があったり、リトルバスターズ!で野球ゲーム(普通に楽しめるミニゲーム)があり、その辺りからファンに認知されるようになってきました。

それ以降の麻枝准さんが手がける「Angel Beats!」、「Charlotte」、「神様になった日」のアニメでもすべて野球が登場します。

本編 茶番など

姉妹同士編!

野球場の裏手にかぎなど1話でも登場した、Rewriteのタイトル画面に登場する樹木に似た木がある。この樹木は何なのかは1話の解説を参照。

やたらと登場する黒い服・黒い顔のNPCは、リトバスの朱鷺戸沙耶ルートで登場する地下迷宮の雑魚的たち。かぎなど第2シーズンでこのNPCはAngel Beats!メンバーだと明かされる

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

西園美魚が日陰の中にいる(影が見えない)ので、日傘を差してない。4話の水着回のシャワー中ですら日傘を離さなかった美魚だが、制作陣はなぜ美魚が日傘を差しているのかよく分かっているようだ^^

春原陽平もきちんと座っていないのも陽平らしい。余談ですがCLANNADの草野球編で古河秋生が同じようにも寝ころびながら観戦していた。

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

逆に春原芽衣は芽衣らしく姿勢正しく座っている(おそらくkey作品で一番の常識人は芽衣である)。また顔は見えないが坂上鷹文が鈴の後ろ(ちはやの横)に座っている

藤林椋:この泥棒猫ーーー!!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

と言っているが、原作ではそんなこと言うキャラではないし、言ったこともない 笑

だがこの泥棒猫というのは非常に的を得ている。杏は岡崎に対して杏自身気づいていない程の恋心を抱いてはいたが、杏より先に椋が岡崎に思いを伝え、その後杏に取られたのだから、椋の言い分は正しい。

椋の評判が少し悪いのは、杏の気持ちを知りながら杏に朋也の事が好きだと相談したことなどとされるが、杏自身さえ気づいていない程の恋心だったのだから、椋は確信犯ではない。なので椋から杏を見たときに、「この泥棒猫ーーー!」と思うのは真っ当な気がする。(長々と書いたが私は杏好きです^^)

それにしても、この杏の顔の表情が凄いw

三枝葉留佳:この泥棒猫ーーー!!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

と言っている理由は、前回の記事を参照して欲しい。なりすまされた恨みは相当溜まっていると思われる 笑。因みに葉留佳は左利きの為、左手で投げている

握りがストレートなのに何故曲がったのかは不明……。リトバスの野球ゲームを見返したが、曲がって投げるシーンはない。原作の野球ゲームで、

三枝葉留佳:はるちん超ウルトラスーパーダイナミックミラクルハイパーアルティメットグローバルエクセレントデリシャスボンバード迫力スローイングッ!!

と言って普通に返球するのが印象的だが、それも特に曲がらない。それにしても三枝葉留佳と二木佳奈多が本音で仲良く話してる感じが、原作を知っているととても癒される。

美坂栞:私に妹なんていないわーーー!!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

というのはもう解説するまでもない気がw一応解説すると原作で香里はしょっちゅう「私に妹なんていないわ」と言い続けていた。そりゃ栞からデッドボールされても文句は言えない 笑

美坂栞:なんて言う人、嫌いです

というセリフも、栞がよく言う

美坂栞:そういうこと言う人、嫌いです

をもじったもの。良い方がやっぱり可愛いですね^^

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

静流と美魚の妹については、前回の解説通り。この場面をよく見ると、芽衣にちはやと鈴がボールの握り方を教えている。こういう細かいキャラ同士のふれあいが良いですね^^

兄妹同士編!

鈴:理樹とイチャイチャすんなーーー!!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

と言っているが、原作にそんなセリフはない 笑。恭介が理樹が親友として好き過ぎるから、こうして公式でもネタにされやすい^^

鈴の投げた球が、7つに分裂しているがこれは130km/h程ある「ライジングニャットボール」である。原作では分裂する演出はないが、リトルバスターズ!のアニメでは分裂するシーンがある

因みに更に上位互換である、「真・ライジングニャットボール」というものもある。こちらは160km/h程でる。

春原陽平:これ人気投票1位にさせちゃいけない格好だよね

人気投票1位とは、2019年に行った公式の人気投票のこと。2019/09/28にYouTubeでkeyの20周年を祝う公式生放送された際に「20周年記念生放送第3回 Keyキャラクター人気投票「Key総選挙」」というものが開催されたときの結果である。

その結果は、

  • 1位:棗恭介
  • 2位:立華かなで
  • 3位:古河渚

である。以降の人気投票順は公式サイトを見て欲しい。

【Key20th公式サイト】
http://key.visualarts.gr.jp/key20th/

因みにkeyは1999/6/4に初作品であるKanonを発売した為、2019/6を持って20周年となる。更に因みにkeyの主要メンバーがTacticsに所属していた際に作成したMOON.の発売日は1997/11/21の為、そう考えるともっと長くなる。

鳳ちはや:私のルートなのになんで咲夜ルートって言われてるんですかーーー!

と言っているが、確かにその印象方が強いw咲夜の行動や信念に心打たれたプレイヤーが多かったからだろう。咲夜はちはやのナイトであるため、ちはやの玉を受け入れた。

春原芽衣はkey作品で一番の常識人と思われるため、股間に投げる以前にデッドボールすら絶対に投げないだろう。芽衣は本当は兄思いであるが、陽平がそれに気づいておらず、くだらないことを言っているのでため息をついたのだろう。

因みに芽衣の声優である田村ゆかりさんは、妹役が非常に多く「お兄ちゃん」とよく言っている。

坂上智代:私が証明しよう。妹こそが人生の宝物

と言っているが、「智代アフター 〜It’s a Wonderful Life〜」のキャッチコピーが「人生の宝物を探しにいこう」であるし、妹限定ではないですが智代自身も似たようなことをPCを使って発信している。

坂上鷹文がともの変装をしているが、坂上鷹文はここまでアホではない 笑。原作では主に岡崎のせいでアホにはなっている

坂上智代:ああ、お前も私の宝物だが、そんなアホに育てた覚えはないー!

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

智代が蹴りでボールを鷹文に返しているが、智代と言ったら”蹴り”なのでそうしたのであろう。CLANNAD原作では春原を地面に落とさずに蹴りで64HITコンボを決めたり、CLANNADアニメでは1000HIT以上コンボを決めている

坂上鷹文:姉ちゃんはさ、兄ちゃんと一緒にいるとすっげー可愛くなるんだよ

と言っているが、原作にもそのようなセリフがある。実際智代アフターの前半は智代の可愛さにニヤニヤが止まらないシーンばかりである。

そもそも鷹文は智代の幸せそうにする姿を見るのが好きなのだ。それだけ坂上家の家族関係は昔は廃れていた。

結局、妹への思いは誰が一番強いのか?

©VISUAL ARTS/Key/KAGINADO
『かぎなど』7話より引用

伊吹公子:もちろん、妹の為に婚期を遅らせた先生が一番ですよ

と言っているシーンで、「Ana」というBGMが流れ、風が吹いているが、これは風子ルートの結婚式シーンに正にそのような演出がある。CLANNAD原作には風が吹く演出はないが、CLANNADアニメでは風が吹く演出がある。BGMは原作もアニメも「Ana」のBGMがかかっている。

さて、

では結局「妹への思いは誰が一番強いのか」という答えを、私なりに考察してみました。今回の登場人物(兄姉)は↓こちら。

  • 美坂香里
  • 藤林杏
  • 坂上智代
  • 伊吹公子
  • 春原陽平
  • 西園美魚
  • 二木佳奈多
  • 棗恭介
  • 中津静流
  • 鳳咲夜

一番妹への思いが強いのは、“妹に対して実際に行動した結果”という視点だけでみれば、鳳咲夜だと思います。理由は自らの意思で自分の身を犠牲にして、ちはやを守っているからですね。

ただ他のキャラクターが妹の身に危険が迫った時に、守らないというのは考えにくいので、勝敗は決められないというのが結論です。

エンドカードイラストの棗鈴は、「木村まつり」さんの絵。

鈴と言ったら猫だと思いますが、野球を楽しんでいる姿も癒されますよね^^

以上、「かぎなど」第7話がより面白くなるネタを解説(感想)、でした。

ここまで読んでくれてありがとうございました^^

にほんブログ村 アニメブログ アニメ考察・研究へ
にほんブログ村の「アニメ考察・研究」ランキングに参加中です。クリックして頂けると励みになります♪
関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA